Demise of Reign

日本語歌詞

作詞/祈山 憂介

 

全身を引き裂かれる苦痛

逃れるために禁忌の術(すべ)を選ぶ

苦しみから逃れられるなら全てを失っても構わない

まばゆい闇から現れた救いの悪魔

差し伸べた手は誰かの返り血で染まっている

 

嘲笑う執行者と静観する権力者

全てを与え奪うみすぼらしい全能者

飾られた肖像画を黒い雷が貫く

在りし日の姿が懺悔に変わる

 

終焉から誕生する約束された淘汰

運命の羅針盤が何かを指し示す

消えゆく精神の欠片を見つめて震える

思想と概念を融解して流し出す

混沌の中にある確立された偽証

悲しみと後悔を材料に異形を創生する

 

失う事により終焉を招き入れる

切り離された四肢は契約の供物

時を遡り記憶を剥ぎ取る

終わらない悪夢の中で終焉を見守る

最後の言葉を発することは許されない

 

贄となった存在の怨念が絡みつく

失う事の恐怖

孤独が支配する精神の墓場

形だけが失われ痛みは残り続ける

手足の無い体では抗うことも逃げ出すことも出来ない

 

契約の代償を払いながら生き続ける存在の性(さが)

消え去りそうな意識の中で最後の希望を願う

祈りを捧げ常闇の灰となる

悲しみと憂いの霧に包まれながら

 

時の針が1秒毎に刺さり続ける

時空の感覚まで失うことは出来ない

愚者が消滅することに快感を覚える

溢れかえる屑への慈悲など必要ない

残さず消滅させるための救済